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執筆者の写真Tomomi Kamiyama

『ホルモンのバランスとうまく付き合う』Tomomi Kamiyama


Guten Tag.



目の先には緑が青々としてきて、鳥や虫のブンブンという音も感じる。

感覚が喜ぶような季節ですね。


突然ですが・・・

生理前、排卵時どんな症状や気分になることが多いでしょうか。


□フェイスラインに吹き出物ができる

□肌や髪が乾燥する or ベタつく。

□寝つきが悪い

□イライラする

□しょっぱいもの、甘いものが止まらない。


などなど、

毎月の事なので、気分的に”あああ・・・”と感じる方も多いかと思います。


生理周期のホルモンの変化は既にご存知のかたも

いると思うので、割愛しますが、

個人的にはこのホルモンのバランスは本当に人によって異なる。

という事は本当に実感します。


生理が28日~30日周期で来る方もいれば、

2ヶ月に1回しか来ない。2年以上生理が来ない。

生理前にPMSをすごく感じる方もいれば、排卵痛や排卵期、生理後の方が不調。

という方も様々にいらっしゃると思います。


自身で少しでも不順かな?と感じる方は

早めの婦人科をおすすめします。


センシティブで、性格の以上に個性の強いホルモン。

自身が

”いいえ、大丈夫です”

と強がってしまうのは裏腹に、ホルモンはもっと正直で、

嘘がつけない人間の機能だと思います。


本日はそんな大事なオンリーワンのホルモンへ。

セルフで優しくできることを3つ。


1:自身の女性(男性)らしいところを理解する。

2:身体を温める。

3:無理しない範囲の自分への許しを設ける。



1:自分の女性らしいところを理解する。

ジェンダーのボーダーレス、が進んでいる時代におお?と感じる方もいるかも

しれませんが、女性と男性の生殖器やホルモン、身体の構造が違うのはどうしても変えられません。

もし、PMSやホルモンバランスで少し悩みのある方は、この自分の性の部分を少し見返してみてください。


”自分の女性らしい部分てどこだろう?”


女性らしいの基準は人それぞれでいいかと思います。

自身が「女性として」”可愛い、美しい、愛しい”などを感じれたらいいかと思います。

”きゅん”とするもの。”優しい顔になれるもの”

“母性がくすぐられるもの”

でしょうか。

特に排卵周辺、エストロゲンが活発になる時に、

この女性性を高まることを大切に過ごしてしてみてください。

わかりやすく例えるなら、

普段はピリッとした洋服が好きだけど、ランジェリーだけは

少し女性らしいものにしてみたり、

バスソルトやボディケアにローズやイランイラン、ゼラニウムなどの香りを選んでみたり。

綺麗な色のものを目に入るところに取り入れてみたり。

動物や推しにキュンとしてみたり・・・。などなど。


普段から女性らしいものが大好きです。

という方は、いつもよりゆっくり、

そのことを咀嚼する時間にしてみたり。


自分の女性性を見直すことは生理や子宮、ホルモンを高めること、

につながると思うのです。



2:身体を温める。

何度も言ってしまうような

定番なことですが。


お腹や足首に手を当ててみてください。

冷えてますか?

冷たかったら、内臓や身体が冷えているサイン。

12月のDecember careでもお伝えしたこと以外にも、

よもぎ蒸しやハーブスチームなどは、

ホルモンバランスやPMS、生理の悩みにとても良いです。


毎日のショーツにオーガニックコットンのパットをつけるのもおすすめです。

生理中も、化学繊維のものは冷えやすいので、

できれば、吸水ショーツ or ナプキン に+オーガニックコットンのパット。が○。

手洗いは面倒ですが、自分を労った時間だと思うと苦にならなくなってくる気がします。

※写真:給水ショーツ(Nagi/MOON PANTS) オーガニックパット(made in earth / touta.)


3:無理しない範囲の自分への許しを設ける。

以前、産婦人科の先生の講義を受けた際、

最近の方は体脂肪率が25%にも満たない人が沢山いると聞きました。


エストロゲンと脂肪は深い関わりがあります。

ダイエットや栄養不足で身体の脂肪が減り、12%~17%以下になるとほとんどの女性が生理不順の状態になると言われます。


生理前の暴飲暴食や不安、イライラなどの気持ちは

理性ではどうにもならないような状態になります。

ダイエットで我慢・我慢のしすぎではストレス、または上記のような低体脂肪に繋がりかねません。


そんなときは、

無理をしない代替え品を作っておく。

もしくは食べすぎてしまう前に対策をする。

と良いです。


例えば

ポテチのようなしょっぱいものが食べたくなる→カシューナッツや松の実。

発芽させる種や実は生殖器にも良いとされます。

代替えが難しい場合でも、

ナッツを食べてから→ポテチ。

にするだけでも食べ過ぎを防げます。


甘いものが食べたくなる。→デーツ、プルーンなどを食べる。

またはデーツを2つ食べてから甘いものを食べる。など、1クッション置いてみてはいかがでしょうか。


私自身も、

甘いもの、塩辛いものは大好きなので、

りんご、デーツ、カシューナッツは常備品です。


今月のオススメレシピは

タンパク質・イソフラボンの含まれる豆乳、

身体を温める スパイス

リラックスを促す カモミール (手に入る方は、ジャーマンカモミールのハーブティーを)

豆乳カモミールスパイスチャイ”


材料:1~2人分

豆乳:300ml

水: 1/2 cup (100ml)

紅茶などの茶葉(スリランカのセイロンやインドのものがオススメ)  大さじ1

蜂蜜 or アガペシロップ or 甜菜糖 大さじ1

スパイス

シナモン 1/2~1本

カルダモン ホール2粒

クローブ ホール 2粒

生姜 (薄切り2枚 or  すり下ろし小さじ1/3)

生理痛などのある方はお好みで八角(スターアニス)を足しても○。

カモミールのハーブ

大さじ1

(またはティーパック1つ)


作り方:

水と紅茶を鍋に入れ温める。

少し温まったら豆乳、全てのスパイス、カモミール、蜂蜜を入れ、

中火で4分ほど煮出す。

茶こしで濾して、フーフーしながら飲む。


※ジャーマンカモミールは学名に”子宮”という意味も持ちます。

昔から女性や子供のための優しいハーブです。


現代は情報社会で、1日中頭を使ったり、

ストレスを感じることもあったり、さらに身体を気遣って過度な筋トレをしてしまったり・・・

ホルモンバランスが崩れそうなことに溢れています。


今回は女性ホルモンに特化したコラムになってしまいましたが、

世の中の女性が、今よりもっとラクに、ストレスと上手に向き合って日々や仕事の時間を過ごせたら。

と心底思いながら書かせていただきました。





 



Tomomi Kamiyama


美容専門学校を卒業ののち、美容師からfashion showの仕事がメインのヘアメイクさんに師事し、アシスタントとして働くのち、美しさは"心、身体、精神のバランス"で成り立っている。と感じ、癒しとインナーケアの世界に。


都内のトータルビューティーサロンやnaturalやorganicを扱うサロンにてセラピストとして働き、もっとお客様と身近に、1人1人の個々と向き合いたい。という想いから代々木上原にて自身のサロン、fayeをopenしました。


2020年に一旦長期休業とし、現在はドイツ、ハンブルクにて生活しております。

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