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執筆者の写真Atsumi Nohara

『Feel Earth, Think Fashion.』 Atsumi Nohara

こんにちは!「SOLIS」の野原敦美です。

この度432 MARKET web magazineでコラムの連載することになりました。




内容は、”環境問題”や”ファッションにまつわる問題”など。




この場所でなんでそんなことを?そう感じる方もいるはず。

映画や服の話をするように、環境や社会問題も身近な関心ごとになってほしい。そう願ってこの場で少しずつ発信していきます。




私が問題について真剣に向き合ったのは最近のこと。




昔から環境や人権問題には関心があり、それらの問題を隅に追いやる社会に違和感がありましたが、

自分は企業などに属さないことで加担していないと、問題と距離をとっていただけだったんです。




2年ほど前、アパレルブランドとサスティナブルをテーマとしたコラボ企画をしました。

そのとき、どうしてサスティナブルが必要なのかを追っていくうちに、ファッション産業では、想像を上回るの環境負荷、人権侵害が起きている実態を知りました。




自分がずっと抱いてたファッション業界への違和感や、そこから生まれてた自分とそれとのズレのようなものに、もう目を背けることはやめよう。そう決意した、同じくらいの時期だったと思います。

オーストラリアの大規模森林火災がおきました。




燃え上がる炎のなか、火傷を負い懸命に逃げるコアラの姿に、涙が止まらない。

美しい森が焼け焦げた光景に、心が痛みました。




なんでこんなことが起きるの?これはたまたま起きた自然災害なの?




環境問題についても学んでいくうちに、ファッション産業と同様、予想以上に深刻になっている地球の危機的状況を知りました。




オーストラリアの森林火災は氷山の一角に過ぎない。地球がもう壊れかけている。これからは、もっともっと異常気象は増え続けてしまう。




実際に、日本でも災害レベルの豪雨などが頻発に起きはじめています。

科学者たちは、ずっと前から警鐘を鳴らし続けているのに、気候変動は、人間活動が原因だと明らかにしているのに、政治家や大企業はそれに耳を傾けず、命よりお金を優先にした政策をいまだ進めています。




このまま放っておいたら、子ども達が大人になったときには、どんな世界になってしまうんだろう、、




小さな子どもを持つ母として、子どもの未来の安全、安心を願うのは自然な流れでした。ずっと不安を抱きつつ悶々と過ごしてるなら、何かできることをしよう。おかしいと思ったことには声を出す勇気も必要じゃないか。




私の中で少しずつ変化が起きていきました。





3歳の息子が真剣にお絵描きしてるのは、気候危機を訴えるプラカード







今年4月、国会議事堂で政府へのエネルギー基本計画の改定を訴えるスタンディングに参加。






私と息子と国際環境NGO 350 Japanのひなこさんと。(ひなこさんが持つのは息子が描いたもの)






環境問題に関心を持ちはじめた方がいたら、350 Japanが開催している“気候変動基礎クラス”の受講はとってもおすすめ。最近はファッション関係の方々の受講が増えてきてるみたいで、私もここで知識を深め、行動するキッカケになりました。




地球の危機を感じて、なるべく環境負荷にならないライフスタイルを意識したり、できることから始める人は少なくないはずです。




このムーブメントの先に、地球に住む全ての生命が、穏やかに、平和に暮らせる未来がやってくることを願っています。






 




Atsumi Nohara

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