日々の生活を心地よくするには、先ずは自分の好きを知っていることが大切だと思っています。
この企画では、自分で物事を選択できる人の『好き』を紹介します。第7回目は『ident』のオーナーHiroe Iteさんです。ちょっぴりオタクな彼女の偏愛がギュッと詰まったセレクション。見て頂いた方々が、知るきっかけになったり、共感して好きなものが増えたら嬉しいです。
『JESSICA McCLINTOCKのホワイトレースドレス』
数年前にNoel Vintageさんで購入した1960s-1970sの総レースのドレス。
パーツごとにデザインの異なるレースが使用されています(なんと6種類！)。
とにかく芸が細かくて、ショルダー内側には膨らみを持たせるためのギャザーチュールが仕込まれています。透け感を活かしてデニムやショートパンツを合わせたり、上からスカートを重ねたりと、デイリー使いも楽しんでいます。着用するとロマンティックな気分になれるのです。
JIL SANDERのシルクトップ
随分前に訳あってお手頃価格で購入することができたJIL SANDERのトップ。
そのフォルムから、甲冑トップと呼んでいます笑素材は全てシルクで、メッシュ部の堅牢さと裏地の細やかさ、そして織地の緻密さ、どこをとっても申し分ありません。
コーディネート次第でデイリーにもパーティスタイルにもハマる大好きな一着です。
VAVA DUDUジャケット
イギリス在住のアーティストVAVA DUDUのペイントが大胆に施されたジャケット。
今年、南青山のGIGINAさんで購入しました。爽やかなライトブルーに施された、VAVA DUDUの大胆不敵なブライトオレンジのペイントが一際目を引きます。パワーショルダーのインパクトのほか、フロントにあしらわれたリボン、くびれたウエストから裾にかけて緩やかに膨らみのあるカブトムシフォルム(そう呼んでいる笑)など、タフネスな印象、ガーリーな魅力、レディな色気、、を思わせる、ディティールの絶妙なバランスも好物です。
(余談ですが、ライトブルーとブライトオレンジのカラーリングが identカラーとリンクしているようにも感じで、より嬉しい。。笑)
K18ゴールドリング
十余年前に他界した祖母の遺品のなかから見つけた、K18ゴールドリング。
私の中指にちょうどいいサイズで、いつもお守りのように身につけている大切なものです。
(大切な故人に見守ってもらえていると感じられることが心の安寧に繋がっています。)
ファッション性の観点からいえば、テイストを問わないプレーンなデザインで、どんなスタイリングにもそっと寄り添ってくれるような上品さが魅力です。
安土草多さんのストレートワイングラス
ガラス作家である安土草多さんの作品、ストレートワイングラス。
最近、我が家の食器棚に仲間入りしました。
たまたまSNSで見かけてときめいてしまい、取扱店を探して入荷待ちをさせていただき、数ヶ月後にようやく入手することができました。
吹きガラスのゆらゆら感、好きです。
有機的な美しさを内包するストレートなフォルムに魅了されます。
ビールやワインのみならず、スパークリングウォーターをいただく際にも重宝しています。
心穏やかにこのグラスを使うささやかな時間が好きです。
具志堅充さんのリキュールグラス
琉球ガラス作家の具志堅充さんの作品です。リキュールグラスかな？
沖縄旅行の際に一目惚れして購入しました。この小ぶりなサイズのグラスで、ワインをちびちびいただくのが心地よかったりします。最近はお酢ドリンクを飲むときにも使用しています。
やちむんの里で購入した器
沖縄旅行中、読谷焼きの工房が集まるやちむんの里で出会った器です。
あいにく作家名は失念してしまったのですが、、素朴なベースカラーにピンクやブルーのカラーが映える様に惹かれました。大きさや深さが使いやすく、和洋中のジャンルを問わずスタイリングしやすいため実用的な点や、食卓を温かく彩ってくれる点もとても気にいっています。
太陽堂のむぎせんべい
私が生まれ育った福島市の名物、むぎせんべい。
なかでもこちらの太陽堂のむぎせんべいが(個人的に)ダントツで美味しく、とにかく大好きです。
やみつきになるハードなバリバリ食感のあとには、噛むほどに小麦の濃厚な味わいと自然な甘みが口の中に広がります。素朴で控えめな(地味な？)見た目もまた愛おしい。
幼少の頃から親しんできた、愛すべき郷土銘菓です。長年変わらぬレトロなパッケージもかわいくて、食べる前から気分があがります。みなさんにもとにかく騙されたと思って口にしてみていただきたい、隠れた？郷土銘菓です。
(＊一見すると岩手銘菓の南部せんべいのようですが、味わいも食感も全くの別物です、、！)
Hiroe Ite
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