
Photography by Tsutomu Motomiya
ーまずは、お名前と簡単な職歴をお願いしますー
Caroの戸田瞳です。
18才で上京して体育大学中退し、憧れだったテレビ業界の放送の専門学校に入学。在学中にADのバイトし、そのままテレビ業界の裏方の仕事を経験。その後ファッションを学ぼうと某セレクトショップの販売員を1年経験。ずっと行きたかったスタイリスト事務所に所属し、8年間勤務。2017年3月にCaroをスタート。
ーSHOP名の由来を教えてくださいー
今まで助けてくれた家族や友人、先輩方、これから出会うたくさんのお客さまに感謝の気持ちを忘れずに続けていこうという意味を込めて、”大切な、親身”を指すイタリア語の”Caro”(カーロ)に決めました。
ーいつからお店を持ちたいと思っていたのですか。またそのきっかけを教えてくださいー
中学生の頃から洋服、vintageが好きで、東京に上京してからもさまざまな古着屋、ショップを巡っているうちに、いつしか自分のお店を持ちたい、最終的には地元山形でお店Openできたらなぁと考えていました。
スタリストを辞めて数年たったときにジュエリーショップ経営してた親友が結婚をきっかけに海外移住することになって、私に”お店を出してみない?”と声をかけてくれました。夢を叶えるチャンスが巡ってきたのです。
しかし、東京でお店をやっていく自信がなかった最初断りました。当時、お金を貯めるために安定のある会社を探していたので、一歩踏み出す勇気を出せませんでした。
わざわざ田舎から出てきてまでやりたかった仕事はこれなのか?と日々、自問自答していて辛かったです。だけど、あたしのモットーは、人生一度きりだから悔いなく精一杯生きる、失敗しても死ぬことはないしと思って、夢に挑戦する決意ができました。
ー買い付けのインスピレーションを教えてくださいー
買い付けする時は、まずファーストインプレッションで自分がデザインや形が好きかどうかで判断していています。自分が気に入らないものは、お客さまにも売りたくないんです。
その次に個性的なモノやサイズ感を重要視していています。また、コーディネートを大切にした観点でアイテムを選ぶことも多いです。みなさんが着ている洋服のポイントになるような洋服たちをイメージして、ワクワクドキドキするものが一番です!






ー今後のビジョンを教えてくださいー
東京でお店をOpenして5年目。まだまだ東京でやれることは沢山ありますが、次の目標は地元山形でお店をOpenすることです。
東京はいろんなお店があっておしゃれ方が沢山います。田舎っておしゃれがしたくてもなかなかそういうお店がないんですよ。だから洋服好きというか、おしゃれしたいって方が少ないんですよね。
田舎で挑戦となると古着を着たことない、こんな派手な洋服着たことない方が沢山いるかと思います。そういう方々に洋服、古着などの魅力を伝えていき、似合う似合わないを自分で決めつけず、どんどん新しい色や柄にチャレンジして自分の可能性を広げ新たな自分を見つけていただき、より多くの方にファッションを楽しんでもらうお手伝いをしていきたいです。
田舎ではそういうお店があまりないからこそ、一から作って挑戦したいという強く思うようになりました。
ー最後に432MARKETとはー
432とは、〝初心に戻れる場所でもあるし成長できる場所”です。
お店をSTARTさせたときにちょうど声をかけてもらって右も左も分からない私を暖かく迎えてくれて、いろんなことを教えてくれて、毎回刺激を貰ってます。一人一人芯があって、信頼できる仲間たちです。なんといっても居心地がいいですよね。432と出会ってなかったら、今の自分、Caroはここまで成長してなかったと思います!
みんなに感謝です。
Interview with
Azusa ito

Caro
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東京都渋谷区幡ヶ谷2-9-20 サカエビル201
電話:03-6276-0583
営業時間:13:00−19:00