Photography by Tsutomu Motomiya
ーまずは、お名前と簡単な職歴をお願いしますー
TARPの田渕千里です。
大学卒業後、新卒で入社したゲーム制作会社を1年で退職し、 古着の卸売をする会社に転職し、5年ほど勤務しました。 その後、青山にあるヴィンテージショップで2年販売業を経験し、今年の11月に三宿にTARPをオープンしました。
ーshopの名前の由来を教えてくださいー
あくまで屋号としての、キャンプ好きが高じてのネーミングです。タープは雨風を防ぐ大きな布のことです。 お店のセレクトが1900年前後のアンティークから近現代まで幅広いレンジでのセレクトに なる予定なのですが、 (機能的かどうかはさておき)一貫した意味のあるものを提案したいという希望を込めてい ます。
ーいつからお店を持ちたい思っていたのですか、またそのきっかけを教えてくださいー
古着の卸で働き始めた頃からです。 元来のオタク気質から、自分を着飾るよりもより多くのヴィンテージに見て触れたい気持ちが年々強くなりました。 どちらかというと経営よりもヴィンテージを収集するカスタマー向きなのかもしれませんが、お店を通じてヴィンテージについて語り合う時間や関係を作ることができれば大変嬉しいです。
ー買い付けのインスピレーションを教えてくださいー
今までの自分の経験や知識をもとにセレクトしています。 いわゆる古着業界の男性的な仕入れの感覚と近く、より希少性の高いものに惹かれる傾向にあります。
ー今後のビジョンを聞かせてくださいー
先立っての課題は、自分の感覚や知見を広げ、取扱の幅を広げることです。
中長期的な目標としては、自分の好きが高じてお店を始めることが独りよがりにならないよう、誰かのため、ひいては自分を育ててくれた業界への恩返しができるよう、お店の価値を模索しなきゃなと考えています。
ー最後に432MARKETとはー
個性とバイタリティに溢れる人たちの集まり。
加入したばかりなので、今後の432MARKETの動向にいちファンとして楽しみにしている一方で、 せっかくお誘いいただいたので、何かしら良い相互の影響を生み出せれば良いなと思っています。
Interview with
Azusa Ito