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執筆者の写真Tomomi Kamiyama

夏の頭皮ケア

灼熱の太陽、突然の雨、

窓辺から天気のご機嫌を伺うような毎日ですが

いかがお過ごしでしょうか。


サマータイムのヨーロッパは日差しの時間が長く、

23時頃までは公園や道端でもお酒を片手に日光浴をしている姿も

めずらしくない光景です。

経歴の中で、

頭皮や髪のケアを目的としたヘッドセラピストの職についていた時期があります。

この時期に特に思い出すのは、

”頭皮日焼け”。


この時期の頭皮をマイクロスコープで覗くと、

日焼けした顔以上に、

スッピンの頭皮は、乾燥して皮が剥けたり、

日焼けの炎症で赤くなっていたり、

帽子の蒸れなどで掻いた跡が炎症して毛根が傷ついていたりします。


60代の女性の悩みは顔の肌の悩みより、

髪のボリュームや抜け毛の悩みの方が深刻。という話も聞いたことがあります。


今できるケアをゆっくりと取り入れて、一生モノの髪の毛と共に艶やかに生きたいものです。



そんな過酷な夏の頭皮のケア。

1:頭皮にしっかり潤いを。

2:正しい頭皮ブラッシング。

3:身体の内側からの頭皮ケア。


1:頭皮にもしっかり潤いを。


頭皮も顔の肌と同じように28日でターンオーバーします。

角質のたるみ、

毛穴の開き、

シミ、などは頭皮もできやすいです。

顔と違って、日焼止めや、化粧水、美容液、などの保湿も

なかなか塗れない箇所。

毛根などの毛穴が多く、余分な皮脂、ケア用品などで毛穴が詰まると

毛が抜けたり、細くなったり、

痒み、炎症が出てしまったり、意外と繊細です。


頭皮ケアのアイテムは探すと色々出てきますが、

シンプルな保湿アイテムをご紹介。

写真左。

・ハーブウォーター

( 芳香蒸留水 ・ハーバルウォーターと言われるもの。)


植物の精油を抽出する際に出る水分。

(どんなものか気になる方は”芳香蒸留水 抽出”などで検索ください)


頭皮へのおすすめは

オーガニックや天然のもので、

・ローズ

・ローズマリー

・ラベンダー

・ゼラニウム

のハーブウォーター。


頭皮の水分補給のみ。

となりますが、植物に水をあげるようにシンプルに水分の補給でも十分ツヤのある頭皮になると思います。



2:正しいブラッシング。


頭皮マッサージは毎日はむずかしかったりしますが、

”これだけ”と

いうならば、

“頭皮ブラッシング。”

シャンプー前の乾いた髪を、

耳の延長”百会”

に向かって

8箇所。


フェイスライン生際から→百会 ①②③

耳上から→百会 ④⑤

後頭部うなじの生際から→百会 ⑥⑦⑧


頭皮用のブラッシングで顔や輪郭のたるみも持ち上げるイメージで行うと効果的です。


ブラッシングのメリットとしては、

・頭皮の血流が促進される。

・汚れが浮きやすくなる。

・髪の絡まりをとることで、シャンプーも少量で泡立つ。

・頭頂部に向かってブラッシングすることで、顔の引きあげ効果も期待できる。

などのメリットがあります。

できれば、頭皮を傷つけない頭皮用のブラシで。

(頭皮の乾燥が気になる方は、頭皮にアルガンオイルを少量垂らしても○)

写真のブラシは

DENMAN社のもの。

(AVEDA / marks and web/ John master organicなどでもパドルブラシがあります)


3:身体の内側からの頭皮ケア。


髪には亜鉛やビオチンなどの栄養素が良いと言われます。

亜鉛を多く含む食材には

牡蠣などの魚介類が挙げられますが、

牡蠣をたくさん食べるもの難しいかと思います。

日頃から注意して取り入れるのであれば、

黒ごまやきな粉、アーモンドや松の実、かぼちゃの種なども亜鉛が豊富と言われます。


そんなきな粉、黒ごまの簡単スムージーを紹介します。


<松の実+きな粉+黒ごまスムージー>

用意するもの

・豆乳 200ml

・バナナ 1本 (甘い方が好きな方は冷凍バナナ)

・きな粉 大さじ1

・松の実 小さじ1 or かぼちゃの種

・黒ごま 大さじ1

1:松の実(or かぼちゃの種)と黒ごまをすり鉢で細かくする

擦ることで、吸収率と消化を助けます。

2:他のすべての材料と1をすべてミキサーに入れ、スムージーに。

※おやつがわりで食感が欲しい場合は、乾燥マルベリーなどを乗せるものもおすすめです。


普段の朝ごはん、おやつ代わりにいかがでしょうか。


1日の必要な亜鉛摂取量は男性で11mg、女性で8mgと言われます。

きな粉、大さじ1の亜鉛の量は約0.2mg・・・。

1日に必要な摂取量までは毎日の栄養ある食事も大事かと思います。

(※亜鉛は摂りすぎにも注意)


洗いざらしでも過酷な夏に耐えてくれている頭皮。

自分ではなかなか見えない

身体のてっぺん。


今回は3つ紹介しましたが、

1つでも少しずつ、頭皮と髪に良いこと、

取り入れてみてはいかがでしょうか。





 


Tomomi Kamiyama


美容専門学校を卒業ののち、美容師からfashion showの仕事がメインのヘアメイクさんに師事し、アシスタントとして働くのち、美しさは"心、身体、精神のバランス"で成り立っている。と感じ、癒しとインナーケアの世界に。


都内のトータルビューティーサロンやnaturalやorganicを扱うサロンにてセラピストとして働き、もっとお客様と身近に、1人1人の個々と向き合いたい。という想いから代々木上原にて自身のサロン、fayeをopenしました。


2020年に一旦長期休業とし、現在はドイツ、ハンブルクにて生活しております。


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